家こんなこと

ようこそ てーちゃんブログへ

雪中行軍のお話は続きます

この記事からご覧いただいている方

お時間があれば

一つ前の記事から

ご覧ください

***********************

「乗せて行こうか?」
という やさしい声を背に
「大丈夫(^O^)/」

元気よく勢いつけて歩き始めた私

mono60[1]

あっという間にできた準備であったおかげ?で
たくさん持ってる ニット帽にも
手が伸びておらず

あたまは スースー
こんな時のために あるのにぃ・・・

雪中行軍にしては
軽装

タクシーまだかな

おまけに
家を出るときには
タクシーに乗る予定だったので

懐中電灯など
持っているわけもなく

ひと気のなくなった
街灯もない 山あいの道を

さくさく と
歩き始めたのでした

ひたすら 滑らないように
とだけ 心がけ

車のわだちを避け

わざと
路肩の 積もった雪の上を

さく さく さく さく 

人っ子一人
通りません

降り続く雪

ここは どこなのか?
と錯覚してしまいそうな世界

mono141[1]

でも 意外と明るい
これが 雪あかり?

さくさく  さくさく 

そういえばイノシシが道の真ん中にいたこともある

大丈夫よね
この雪だと
彼らも 寝床にいるはず

そんなことを考えながら
さくさく さくさく 

ひたすら 歩く

タクシーでそのまま 
高知まで行こうと思っていたのですが

ここまですら入って来られない
タクシーに乗って
須崎 高知間を走るなんて・・・
無理(-_-;)

さくさく さくさく

ひた歩く私のポケットの携帯が鳴る

相棒のMから
「お迎えに行きましょうか?」

こちらの事情を説明し
「えー!!!
歩いているんですか?」

迎えも無理 
そろそろ国道近くまで来るほど歩いている
ということに驚いたMとは
JR多ノ郷駅で待ち合わせることに

イノシシに警戒しながら
歩いた夜更けの雪中行軍も
そろそろ終わり

さあ着いた

と思ったら
タクシー!!!!

待ってる場所がはるかかなた
しかも 進行方向と反対の方向を向いて停車

私は 20分は歩いたぞ( `ー´)ノ
なんで 向きを変えてないの!!!

かなたのタクシーまで歩き
乗り込んで
「多ノ郷駅まで」
と言ったら

「えええ もう脇道には入れません」
って

山の中に入らなくても
行けますから
多ノ郷駅まで

とは 口に出さず
もう一度 今度はゆっくりと

「おおのごうえきまでおねがいします」
と言って
ご納得いただき  出発してもらいました


雪道での
方向転換は簡単にはできないらしく

しばらく反対方向にゆるゆると進んでから
やっとこさ 駅へと向かってくれました

国道に出ても
人影はもちろん
車もあまり走っておりません

ああこれで 一安心 と
タクシーに乗ってから
急いで携帯を取り出し
「迎えに行こうか?」
と 相棒Mに

「もう着いてます!」

なぬ!
そうか 自宅から脱出困難だったのは
私だけ?

では 午後10時発の列車に間に合わなければ
私のせい

超安全運転の運転手さん 頑張って(^O^)/


慌てて
多ノ郷駅をめざしてもらったのでした

mono95[1]

到着したら
エスキモーかと思われるようないでたちのMが
お出迎え

おうおう 君も苦労したね

労をねぎらっておりましたら

「乗せてきてもらいました」
・・・・・・・って

てっきりMも
自宅から歩いて駅まで来ているのだと
勝手に思い込んでおりましたので
ちょっと ひとりぼっちに・・・

あの豪雪?地帯を
さくさく ぎゅっぎゅっと
イノシシに襲われるかもしれないなどという
恐怖心に苛まれながら行軍する 
という
南国土佐にしては
たぐいまれな経験をしたのは
私だけ
TRUNO一人だけだったのね・・・

Mよ
君は同志ではなったのか( 一一)

そんな こんなで
感動の再会(夕方会社でさよならしたばかり)のあと

ひとしきり
その雪中行軍の話でもりあがり
ふと振り返ると

その用心深いタクシードライバーは
まだ 駅前のロータリー?で
進路変更をしている最中でした(-_-;)

途中の駅

日下駅くらいまでは
こんな感じでしたが

高知駅に降り立ってびっくり

街は カラッカラに乾いてました

長靴に傘という我々の出で立ちは
完全に 浮いており
それもおかしくて
「なに?これ?」
ギャハハハ と
夜更けに駅前から乗り込んできた
やたらテンションの高いおばんちゃん二人組に
こちらのタクシーの運転手さんも
ちょっと 引き気味・・・

まあ その類い稀な経験のおかげで

その日を逃せば1年後 という
有難ーい講習には
無事参加することができたのでした

めでたし めでたし
おしまい(^O^)/

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20.01.21.(火) : 雪中行軍  雪あかり(2016年2月17日)

この雪景色は4年前のちょうど今頃のお話し

我が家は 毎年 こんな雪に見舞われるのですが

今年は 暖冬 どうなることか

********************

昨年12月初め
宅建合格の知らせを受け

本格的に
講習やら 何やら 始まったのですが

2年間の実務経験に代わる講習というのがございまして
それを受ければ 登録できる
晴れて宅建士 という資格
宅地建物取引士証
というものが いただけるわけです

合格しても
まだ 道のりは遠く

まずは その実務講習をうけねばならない

そして
その実務講習の日が
1月20日 27日 の両日であったわけです

お気づきの方もいらっしゃるかと思います

その両日は
南国土佐でも 大雪に見舞われ
交通網は麻痺し 大変なお天気の日でした

雪景色

時は その前日
1月19日朝
我が家の周りはこんな感じ

可愛い積雪

うわあ

と言いながらも
車で出勤できました

そして
その夜
翌日に講習を控えた私とスタッフM

夜の間に移動しておいたほうがよいのではないか
とは思ったのですが
相棒のMは
3人の子持ち

そう簡単に 前夜から家を空けることは難しい

では 一人だけぬけがけも ずるい と

のんびりテレビを見ていた
午後8時前

相棒のMより
「雪すごくないですか?」
と電話

見ると
ちらほらと つもりつつある雪

講習担当の方に連絡
「あのぉ
雪がすごいんですけれど
講習の日程を変更できますか?」

と聞いたら
「明日の講習を逃すと1年後になります」

えええええええええええ!!!!!!!

せっかく今年受かったのにぃ!!!!!!

来年になる 

ありえん

私は Mを裏切ることにしました
Mを捨ててでも 行かねばならぬ

そう腹を決めた私の動きは速かった
まず
タクシーを呼ぶ
一応 M に電話
すると
なぜか
Mも今夜行く と言う

どうして そうなったのかは
この際 知らん

私のやらねばならないことは
この家からの脱出

あっと言う間に準備完了

とるものもとりあえず
家を飛び出したのでした

タクシーも
我が家に上る坂は無理かと

呼んだ時点で
坂の下まで歩くと言ってあったので

傘をきて
そのまま 坂の下まで歩き
タクシーを待っておりました

本当に瞬時に準備ができたので
タクシー会社に伝えた時間より
15分も早い

IMG_2592.jpg

このまま ここで突っ立ていたら
雪に埋もれる

てくてくと歩いた私の足跡の上に
どんどんと降り積もる雪

そして
数分
お隣の新婚さんが戻ってくる

車でドライブ???
こんな日に
で 坂を上がろうとするけれど
スリップして上がれない

なのでか
もう一度 ドライブに出かけて幸せカップル
二人なら どこで遭難してもよいのね
お幸せに(^O^)/

冗談抜きで
それくらい 降っていましたから

すると
電話のベル
「タクシー会社ですが
タクシーは もうそこまでは行けません
国道のところまで歩いてきてください」

行く!
と決めていた私の返事は早い

躊躇なく
「はい」
と応えて

歩こうとしてたら
新婚カップルが戻ってきて
「タクシーが立ち往生しちょったで」

・・・・・ 乗せていってもらえばよかった ・・・ そこまで行っていたのなら・・・

と甘い考えが頭をよぎったのですが

しょうがない

傘の上に降り積もる雪を払いながら
笠地蔵様 みたいや

約1キロの雪道を
歩き始めた 私でありました

to be continued


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20.01.19.(日) : かさじぞう 雪中行軍 パート1(2016年2月15日)

そして

今年のお正月の騒動

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まんじりともしない 夜は明け

時は
2019年
平成31年1月1日

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その日は
朝から大忙し
じいちゃんとばあちゃんが帰ってくるは

娘たちが帰ってくるは

前の晩まで
コウちゃんと私たち夫婦だけだった
わが家は

てんやわんやの
大忙し
だからなのか何なのか
元旦の夜は

コウちゃん的には
静かに更けていったのでした

そして
迎えた
2日
もちろん 夜

おりしも
すき焼き鍋をつつきにかかろうとした
その時

きゃつは(ついにコウちゃんと呼べなくなったわたし)
それを 知ってか知らずか

吹き抜けから
ビュンと降りてきたのでした

急降下

空襲警報発令

はい 窓開けて
2階 電気点けて

家じゅうの窓
家じゅうの電気
全点け
全開

で 対応するけれど
コウちゃんの動きのほうが早く

まるで
馬鹿にしているかのように

家じゅうめぐって
あっという間に いなくなる

ユウコとユイに

いい!!!
出てきたら 即 窓全開よ!!!

と 厳しく?言いつける

30分ほどすると
再び 出てきて
同じこと が起こる

急降下とともに
窓開けろ! 明かりをもっとつけろ!
2階に上って 窓開けろ

とか
ドリフの全員集合ばりに
あのテーマミュージックにぴったりの
動きで
家族全員 大騒動

だが
今年のコウちゃんは
しぶとい
よっぽど この家が気に入ったのか

一向に
出ていく気配がない

そうやって
大騒ぎさせておいて
どこへともなく消える


数回繰り返した
のち

ついに
ついに
発見

例の お気に入りの場所に 
そう
2階の踊り場の天井に
ぴったりと張り付いた
コウちゃんを
発見

大晦日の教訓をもとに

もはや
自主的に 出て行っていただくことは
不可能に近いとふんだ 我々家族一同は

ついに 捕獲作戦への道を 
選んだのであった

しかし
買っとけばいいのに
網はない

まずは いかにして あの 天井に張り付いた 蝙蝠を 生け捕りにするか?

ぎゃあぎゃあ言いながら

ダスキン?

一人は
針金ハンガーを
一人は
なに あれ

ダスキン?

持って

2階に上がる

ハンガーにビニールを
とか 何とか言っているうちに

えいや!

一人(夫)が
モップを引き抜き
このダスキンのスタンド部分を

えいっ!
と天井に

あれぇ~
と言うたか どうか
わたしが ビニール袋を取りに行っている間に

すでに
夫の手と ダスキンスタンドが 天井にピタッと くっついて

コウちゃんはあっけなく生け捕りにされていたのでした

しかし
しかし
ここからが 問題

いかにして
彼を そのまま 外に連れ出すか?

しかし
そこは ずるがしこい もとい 賢い夫
ダスキンスタンドと 天井との間に
そこら辺にあった
クリアファイルを
さっと差し込んでおり

とりあえず
天井から放しても

コウちゃんは
籠の鳥
いや

ダスキンモップスタンドの中の蝙蝠

自由に 飛び回ることはできない状態となっておりました


これまで
一杯も二杯もくわされてきた 我々家族一同は
蓋がやわなクリアファイルというだけでは安心できず

「うちわ うちわもってこい」

と 叫ぶ夫に

うちわ

「ハイ」と
いつになく 素直に返事して
慌てて
1階から うちわを持ってきたわたし

脚立を抑え
足元でサポートしている娘に
手渡し
天井に 張り付いている
夫に
手渡す

なんという
麗しの連係プレイ

普段から このくらい仲良くしなくては

ともかく
うちわを間に挟み一安心

そのまま
天井からスタンドとともに
離れた夫

両手を天井に伸ばして
難しい体制をキープしていたので
やっと
ホッと一息

そのまま
そのまま
放してはならじ 
逃がしてはならじ

うちわの上から
どこかからとってきた雑誌も乗せて

全員 なんぞのように
外に出た

玄関から出た
夫と ユイ

待って
まだ 逃がさないで

家じゅう 窓が開いたまま


またしてもあたふたと
残った
わたしと由子が
家じゅうの 窓を閉める

これで やっと
解放OK


今度は
玄関も どこもかしこも
ガッツリ 閉めたまま

「どうぞ 放して」

大声で叫ぶ

スタンドの中から 放たれた
コウちゃん

ちょっと 弱ってる

まさか 息絶えてないよね

動き出すまで
外にいろと
私が命令したわけではないが

夫とユイは
なぜか 寒空の下

私たちは家の中から
注視

しばしの沈黙ののち

「飛んだ 飛んだぁ」

とユイ

はあ~

やっとこさ

コウちゃん
闇の中に 消えて行ったのでありました

いやあ

お正月早々

すごい捕り物となりました

こんなチームプレイできるんやんか
家族仲良くしようね

と 思った 一年の始まりでありました

チャンチャン


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ちなみに
この一部始終は
わが子コハルをしっかりと守っていた
わが家の番長 ナホの命により

ユイによって ばっちり動画に収められておりまして

あとで おなかを抱えて笑ったので

ユーチューブにアップしろと
申しましたら

若者 全員口をそろえて

「知らない人が見てもおもしろくない!」

と一蹴されました

面白いのにぃ( ;∀;)

19.12.20.(金) : 蝙蝠 コウちゃん のお話し  その4(2019年1月12日)