温泉が売り!(2009年3月30日)
我が家の売りは、温泉?
今でこそ落ち着きましたが、築後1,2年は、花見時に限らず、ひっきりなしにお客さまをお招きしては、酒を飲ませる・・・と言うよりは、お風呂を味わっていただいておりました。
春は、桜。
夏は、夕暮れ。
秋は、十五夜。
冬は、雪見。
一年を通して、お招きする理由は、尽きません。
あれは、確か露天風呂ができたばかりの、ある冬の夜のことでした。
当時、我が家の住人は、夫と私の2人だけ。
その晩のお客さまは、全部で7名ほどだったかと思います。
宴もたけなわになりますと、夫は密かに露天風呂の準備に入ります。
「さあ、どうぞ。」と申し上げても、
この日のお客さまたちは、入浴の準備をしていらっしゃらなかったので
なかなか順番が決まりません。
入ってよいのか、悪いのか、皆さんそう簡単に洋服をお脱ぎになられません。
ひとしきり問答があったあと、その日は結局一番偉い方から入浴なさることとなりました。
とりあえず、皆さん内風呂で、身体を流されてから、露天へと入られたようで、
続々と入られて、湯加減をお聞きするチャンスを逸しておりました。
一番最後に入られたお若い方に
「いかがでしたか?」とお聞きすると、
「いやぁ、中のシャワー、途中からお湯が出なくなりました・・・」
「えー!」
露天風呂にお湯があったから良いようなものの・・・
一人前にオール電化なる最新システムを完備した我が家。
エコキュートの仕組みをよく理解しないまま、その日に至っていたわけですが、エコキュートは、とてもおりこうさんで、その家族が毎日使う量を計算して、深夜電力で、必要分だけ沸かしてくれるらしいのです。ですから、我が家は、いつもは、2人。その日は7人。足りなくなるはずです。
お客さまが多い日には、満タンというボタンを押しておけば、深夜にならなくても満タンに沸かし続けてくれるのだということを、後で知りました。
水のシャワーを浴びたN君。あなたは今、出世なさり、県外の地でがんばっていらっしゃるとか。
2度とあんな目にはあわせませんから、懲りずにまた遊びにいらしてくださいね。
そのときは、入浴準備お忘れなく!
だって、我が家の売りは温泉なんですから。
19.02.04.(月) : 温泉が売り!(2009年3月30日)