桜の赤ちゃんを発見する日(2009年3月17日)
桜の写真を入れたくて、実験してみました。
なるほどこうなるのか。
これが、本日(正確には昨日)の桜です。
あの地鎮祭の翌年、私たちは、
待ちきれず開花前から、満開そして、見事な散り際に至るまでのすべての晩、
この桜を肴に酒宴をはり続けました。
夫も私も、
このきれいな借景を、独り占めしては申し訳ないというか、もったいないと思ったのです。
あの年ほど、桜のつぼみの赤ちゃんを今か今かと見つめ続けたことはございませんでした。
ある朝、妙に、桜の木全体がピンクっぽくなっているような気がするわけです。
最初は、待ちわびるあまりの錯覚、いわゆる希望的観測かなと思うほどの変化なのですが、
秋から冬にかけて、ただの老木だった桜の枝が、
次第に赤みを帯びて、妙に艶々としてくるのです。
これほど見つめられたら、さぞや桜も恥ずかしかろう、
本当にそう思ったほど、毎朝毎朝、桜を観察し続けました。
そして、ついにある朝、いちりん にりんと咲いている桜に大騒ぎして、
少々フライング気味に花見が始まるわけです。
不思議なことに、外でそのまま見る桜よりも、我が家の窓越しに見る桜、
これが断然素敵なのです。
そして、露天風呂に入って見る夜桜。こんな贅沢してもいいのかしら・・・最高です。
露天風呂の中から、夜桜が見られるのも、
桜の景色が、家の窓越しに一段ときれいに見られるのも、
すべて、わが夫のプランの賜物だと、感謝しております。
当初、おばかな私は、露天風呂なんて要らないと申しておりましたような次第で・・・
夫はサービス精神が旺盛なので、
いらっしゃるお客さまには皆さんに、露天風呂に入っていただきたいし、できるだけきれいにライトアップしてお見せしたい。
普段からサービスしてよ、私にも!ってくらいのお世話をやいて、おもてなしいたします。
露天風呂は、我が夫の、お客さまお接待ツールの一つであり、
我が家を訪問されたお客さまは、
お茶を勧められるのと同じくらいの気軽さで、お風呂を勧められます。
お着替えの準備をしてきてくださいって感じです。
思うに、
桜の開花は、年年早くなっています。
暖冬なのでしょうか、やはり。
昨年などは、あまりに暖かい冬に、春到来と勘違いした桜が、さっとつぼみを広げ、その直後に、寒の戻りがあったりして、せっかく咲いたお花たちは寒さに打ちひしがれ、あまり勢いよく咲き誇ることなく、葉桜となってしまいました。
なんだか、今年も、今までと違い勢いが無いような気がいたします。
今年は、御礼肥えをあげてみましょうか?
また、来年も、あの桜のつぼみの赤ちゃんを発見できるように。
さくらさん、ありがとうって。
19.03.22.(金) : 桜の赤ちゃんを発見する日(2009年3月17日)