夜
確かに 暗かった
しかし
いつも歩きなれた
会社の駐車場
両手に
重たい荷物をかかえ
背中にリュックをしょっていた
突然
転んだ
何もない 地面に 躓き
転んだ
第一着地箇所
両ひざ
その次・・・
着地する場所がない・・・
両手の荷物は しっかりとぶら下がったまま
とっさに
荷物を手放す!
という 頭はない
着地場所を選ぶ暇もなく
なんとなく
スローモーションで
そのまま
左のおでこが地面に着地した
衝撃!!!
何?
今の????
痛みや
出血 よりも
その事態に 驚き
ドキドキが止まらない
慌てて おでこに触ってみるが
どうやら 流血状態ではなさそう
でも
頭のことだし
と
即 病院に駆け込み
CTを撮ってもらった
異常なし
残る 外傷も 全く大したことはなく
カットバン 一枚貼ってもらって
無事帰宅
しかし
その日から
ただ歩いているだけでも
起こりうる転倒
に
おびえる日々
なので
頭をカバーしようと
帽子を着用することに決めた
うん
なかなか 良い
薄毛もカバー
顔もカバー
ほとんど露出部分無し
と
しばらく
帽子ルックに身を包み
コーディネートを楽しんでいた
みんな
似合ってると言ってくれるし
そうね
ほとんど
自分が隠れてる(*´з`)
ともかく
まんざらでもない帽子生活を送っていた
・・・
ある日
神様の前で工事の無事を祈る
めでたい行事に参加
地鎮祭
はっきり言って
ハリも腰もない わが頭髪
ひとたび 帽子を着用すると
その後 人前では
けして 脱ぐことはできない
有様となる
なので
神様の前でも
帽子着用のまま 神事に臨んだのだが・・・
数日後
神主様より
「MASAOKAさん
地鎮祭の時は 帽子ぬかんといかん・・・」
と
年上の婆さんに
悪いな という気持ちと
そのくらいわかるやろ?
あんた 何歳? という ちょっとイラっとした気持ちとの
入り混じった
やや遠慮気味の
ご忠言
ごもっとも!
早速
美容院に行き
くるくるパーマをかけてきた
とりあえず
薄毛はカバーできるようになった
ので
一日の 途中で脱着できない
帽子ルックは 中止することとした
ので
転倒しても
無防備なむき出し状態(普通)の頭に戻っている
杖でもつくか・・・(*´з`)
21.02.05.(金) : 地面に這いつくばる