歯医者さんの話し その3です
時間のある方は その1からどうぞ<(_ _)>
歯医者さん通いの初日
正確には二日目
その日は 自前の歯ブラシ持参 で
歯磨きチェック
まずは 歯の着色
食紅で真っ赤になった歯を
磨く
普段より 丁寧に磨く
いや 磨いたつもり・・・
そして
ゆすぐ
その歯を
鏡で チェック
すると 真っ赤に残る 食紅 そこかしこ
ほら これだけ磨き残しがあります
なるほど
それで 虫歯だらけなのか
納得
「政岡さん
いつも 何分くらい歯を磨いていますか?」
と
尋ねられ
「朝昼夕
で 30秒 30秒 5分 です」
朝 夕 は少ないけれど
夜はまあまあ かな と 少々自信満々で答えたら
「これからは
5分 5分 15分
みがいてください」
と言われた
はい と言うて
その場で ブラッシング ひっしで食紅を落とす
ピンクを消さねば
と 一生懸命やっていると
「政岡さん 上手ですね」
と 磨き方を誉めていただく
人は ほめると伸びるものだと実感
なかなか気持ちが良い
そして その日は 歯石?歯垢?どちらかをお掃除していただき
気持ちよく 帰還
その作業を2回ほど挟んで
例の立ちどころに痛みの消えた
あの歯の神経が そろそろ弱っているかな
と思われた 4度目の受診日
***********
しかし
その日は 違っていた
それまでの 和やかに 歯のブラッシングを誉めてくれる
先生も歯科衛生士さんも
その優しい姿は影を潜め
まず わたしは
猿轡をかまされた・・・
というのは 冗談だが
その部分だけが見えるように
おそらくは小さな器具が口の奥に落ちたりしないように
口の中にテントを張ったような状態になったのだと思う
せ 先生 わ わたし
口を固定されると 顎が戻らなくなるぅ・・・・
とは もはや しゃべれない状態
しかも
先生の 繊細な治療は 続くこと30分余り
その間 わたしは 顎を自由に動かすこともできず
いつも 顎を支えている左手は
しびれ
何もしていない 右手も (思わす力が入っているのだろう)
なぜか こちらもしびれて
もう無理だぁ~
と思うたころ
先生から
「今日はこのくらいにしておきましょう」
という 救いの言葉が
ホッと 力が抜けて 診察室を出た
しかし
「わたし あまり 口を開けっ放しておれません」
と 訴える私を 無視して
カルテを描き続ける先生
帰り際には
「まだまだですよ さっきの方なんか1時間たっぷりやりました」
って
じゃあ 今日は30分だったけれど 次回は私も
1時間・・・( ;∀;)
そ それは 無理です!!!
と いつになく 真剣にカルテに向かい
他を寄せ付けないオーラを発している先生に
そんなこと 言えず
ただ 素直に 次回の予約をして
帰途についた・・・
その日から
私の 後悔が始まった・・・
やっぱり 几帳面な先生は 私には向いていない・・・
先生の 親身で 緻密な治療に
私の顎は耐えられない・・・
せっかく 腕のいい先生に出会ったのに・・・
そんな 後悔と不安な気持ちに苛まれ
次回の診療が 少し恐ろしい私なのであった
TO BE CONTINUED
19.03.03.(日) : 初めて こんな口内清掃